2月の冬眠

初売りセールで大声を出したりひたすら服を畳んだりする正月から久しぶりに離れてみた今年の年明けは、時間の流れがゆっくりで、昼でも夜でも人が少なくて、自然はなにも変わらないのに、年が変わるだけで、流れている空気の鮮度もなんとなく新しくなった気がした。



冬はいろんなものが本当は好き。
空気が澄んでいて星もいつもより綺麗に見える。星は現実味がなさすぎる世界だからか天体観測はそこまで好きじゃないけど、冬はどうしても上を向いて歩きたくなる。ぐるぐる巻いたマフラーを口元までぐいと持ってきて、それが落ちないように少し顎を出しながら上を向く。オリオン座しか知らない。

冬はいろんなものが本当は好きと言った。好きなものが多い、よりも、本当は好きって言いたかったから言った。それだけ。

冬があまり好きじゃなくなったのは実家を出てからかもしれない。心が荒むのが多いのも冬な気がするなって最近になって気づいた。冬は部屋が寒い。というか寒さ対策が全くできたことがない。部屋が寒いとなんでもやる気がなくなってしまう。何にもできなくてダメな自分が浮き彫りになる。だから心が荒む。そんな気がする。

だからか、冬になると曲が全然書けなくて、たくさん考えてることはあるのにうまくまとめられなくて、私は文章をただひたすら書く。寒くて布団から出られなくて、携帯電話にひたすら文字を打っていく。音楽活動を始めて4回目の冬。デロンギのオイルヒーターをメルカリで購入し、ホットカーペットの二刀流で冬を越そうと試みた。これで曲がたくさん書ける!と思った。
変わらぬマイペース。私は冬眠型のアーティストなのかもしれない、と考えた。そんなのあるのかな。

そういうことで、悲しく思う人もいるかもしれないけど、2月はうたを歌うのをお休みします。個人的にはバカンスみたいな感じに捉えているのでなにも悲しい気持ちはありません。だからうたをいつも楽しみにしてくれてるみんなも、うたは聴かないけど私の活動を心配してくれてるみんなも、あんまり深く考えずに過ごしてくれればいいなと思います。

もちろん冬だけのせいじゃないけど。2月に自分の周りの環境が少し変わることがわかって、きっと心が忙しなくなるって思った。

自分の人生の中で、些細ではあるけど大きめの分岐点がひとつ出てきて、自分のことと少し向き合う時間を作りたいと思いました。それによってうたやドラムをやめることはないんだけど、どうやってこれから生きようかなって、もう少し細かく考えたいというか、今まで何にも考えずに生き急いでたから、少しゆっくり考えたいって思いました。

だからまたステージで会える日は必ず来るので安心してね。一人でなんでもやるってのは自分にとても向いてなくて、だからときどきこうしてひと休みは必要なんだ。

そのかわりじゃないけど、新しく、下北沢のバッキンガム宮殿というお酒を飲む不思議な場所でお仕事を始めました。月曜日の夜20時〜3時に私がお店を開けています。チャージはフリー、お酒が一杯600円、カレーも食べられるよ。ライブ終わりに一杯飲みたいなとか、誰かとちょっと会いたいかも、みたいなときにふらりと立ち寄っていただけると嬉しいです。好きな音楽かけて待ってるよ。

2月に入る前の最後のステージはこちら。

1/29(火)新代田crossing

あーたpresents”NEW TAPES”

開場19:00 開演19:30

料金2400円+1ドリンク

【出演】

あーた

荒木玲奈

かねこきわの

水野谷みき★21:30〜

あーたさん企画です!楽しみだ!

販売してるCDは会えるところに持って行きます!持ってない人はぜひチェックしてね。

水野谷みき

"弾いてもらい語り"の水野谷みきの、自由に気軽に更新するブログみたいなホームページ

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