缶詰みたいな部屋の中で
2日ほどお休みいただきました。ありがとうございました。
遅くなりましたが、「缶詰みたいな部屋の中で」にお越しいただきありがとうございました。
出演してくださった三輪卓也さん、さわひろ子さん、イハラカンタロウさん、本当にありがとうございました。
北参道ストロボカフェの佐竹さんはじめスタッフの方々、ありがとうございました。
今日残念ながら来れなかった人たちも、わざわざ声をかけてくれたり、連絡くれたり、リツイートとかいいねとかして拡散してくれたり、とにかく気になってくれてた人たち、ありがとうございました。
テンパる私の隣で最初から最後はまで冷静でいてくれたサポートギターの山﨑星慈くん、本当にありがとうございました。
とにかくいろんな人に、私の企画が成功したことを感謝したいです。
ここでは、全然企画内容である、雨のこととか缶詰のこととかと関係ない話をします。
私はもう昔っから、計画を立てて何かをやるということがとてつもなく苦手で、夏休みの宿題はいつも前日一夜漬けだし、なんなら間に合わないし、新学期最初の授業の時に出すよって言って出さないでそのまま墓まで持っていくし(夏休みの宿題ってタイトルのCD出してるのに…)、みたいな人間なのです、もうほんっとに昔から。
で、イベントを打つっていうのは、少なくとも私にとってはとても大変だなと毎回やるたび思います。ワンマンも然り。計画が立てられないし、立てても上手くやれない私にとっては、正直まじで辛い試練なわけです。全部1人でやらなきゃだしね。話めっちゃ盛ってる感じするけど実際ほんとだよ。
たぶん出演者の方々には、連絡が遅いとか、なんか決まってること薄いとか、段取り悪いとか、そう思われてもしゃあないかもしれないけど、そう思われないようにできるだけ頑張らないとと思って割と気を張ってました。
じゃあイベントなんてやらなきゃいいじゃんってたぶん思うだろうし、実際には「ライブハウスでイベントを組んでも意味がない」みたいなことが書かれたライブハウス界隈のコラムとかを読んだこともある。レコ発でもなければ重大発表があるわけでもない、言っちゃえば「なんでもない日」でいいから、それでも、イベントやりたいって思って2年ぶりにめっちゃ重い腰をあげたのにはちゃんと理由があります。
私はライブスペースでうたを歌う前から、素敵な音楽や演劇や、文章や絵や写真や、その他いろんな創作物を作る方々とたくさん知り合ったり関わったりする機会に恵まれていて、出会うたびに「この人もっといろんな人に広まったらいいのに!」って思うことが何度もありました。
実際、様々なメディアに取り上げられたりしているアーティストの中にももちろん素敵な人はたくさんいるけど、そういうところで取り上げられてなくても、ずっと面白いことをしてる人がたっくさんいる。私はテレビが家にないけど、たぶんテレビとかなくても、身近に面白いものを作ってる人たちがたくさんいるから必要ないんだなと最近やっと気付きました。
で、うたを歌い始めて、いろんなやり方とかライブハウスの事情とか、いろんなことを知ったり、自分のやってることがもっといろんな人に広まったらいいのにっていうのとか、"女性SSW"の面倒くさい側面とかに揉みくちゃにされたりするうちに、「自分の好きな人が広まるにはどうしたらいいんだろう」って考えるようになりました。
私はライブハウスが好きです。立って手を上げたりするエレキギターぎゅんぎゅんのジャンルが好きだけど、聞くときはほんとは座ってまったり見てたいし、なんならその空間で読書とかしたいし、極端な話布団を敷いて寝たりもしたい。そのぐらい音楽って私にとって割と身近だから。そんなことをさせてくれるライブハウス、足が遠のく理由もたくさんあるし実際日本の人たちはあまりライブハウスに行かないらしい。結構高いし、あんま綺麗じゃないし、あとは空気を読まなきゃアカンそうとか、変な気を遣いそうとか、そういう理由もありそう。貧乏でトイレをえらんだりする私もよくわかる。
でも、目の前で何かを表現している人がいるっていう空間には、CDとかDVDとかネットの記事とか画像検索とか本とか、そういうのじゃわかんない何かがたくさん空気中を漂っていて、それを吸い込むとその日はちょっと日常から離れた何かを味わうことができると思ってます。それをどのぐらい与えられるかは演者の技量とセンスにかかってる。
で、私はセンスと技量があって、この人もっといろんな人に見てもらいたいって人をゴリ押しするためのライブイベントをやりたいって思ったのです。ほんとは素敵な人がもっともっとたくさんいるから10日間のオールナイトフェスみたいなのにしようか迷ったんだけどね!!!!!!!
もちろん私はお察しの通り全然売れてないので、私が世界の人に紹介するのはあまりに限度がありすぎるしそれはもう蟻んこ以下の微力でしかないと思う。でも「じゃあ意味ないからやらない」は違うし、意味は少なからずあるだろ、自分にも、みんなにも。
CDお買い上げの方に特典をつけたのもそういう理由と関連していて。音楽をやるアーティストにとって、CDが売れるのってめっちゃ嬉しいです。曲を家でも聴いてもらえるし、活動していくための資金の一つになるし、それは活力になるからです。いろんな物販作ってる人いるけど、売り物の中できっとCDは一番売れたら嬉しいと思う、たぶん。私はそう。
もっと気軽にCDを手にとってもらいたかったし、もうお目当のアーティストのCDは持ってる人も多いと思うから、新しい出会いをしてほしかったっていうのがあります。だから文集を作りました。私だけが書いても価値がないと思う人もいるだろうし、せっかく素敵な感性を持った方々に出てもらうから、書いてもらおうってお願いしました。ご協力いただき本当にありがとうございました!
今回「缶詰みたいな部屋の中で」をやって、個人的な反省点は死ぬほどあるんだけど、お客さんが新しい人に出会ってCD買ってくれてたり、こんな人がいるんだって感動してくれているのが伝わってきて、私はやってよかったなって思いました。本当に当日まで正直しんどかったけど、みんな協力してくれた。あと演者さんとかライブハウスとか、私は自分の欠点を補うために協力してくれそうな人を選ぶのが上手みたいだ。PV撮影のときも、ワンマンのときも、今回の企画も。あとお客さんもね!恵まれているし本当に感謝しきれない。
そんな感じです。エモい文章は恥ずかしいので、ひとまずこのぐらいにします。しばらくうたのライブはお休みだけど、演劇のほうに是非足をお運びください!
6/23.24(土日)高田馬場プロトシアター
排気口新作公演「謎は解くからだを休めることなく」役者
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7/28.29(土日)池袋スタジオ空洞
ゆるふ酒コント公演「ねてもさめても」生演奏
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